ボーイスカウトネタ第3段。
関西のスカウトではお馴染みの「高校野球のプラカード持ち」
俺は生憎、選考基準に届かなかった、
主に身長がな。
と、枕はあの程度にして。
今回は「教育」を絡めて行こうと思っている。
俺の尊敬する人物の一人に、ボーイスカウトの生みの親で「世界の総長」ことベーデン・パウエル卿(B・P卿)がいる。過去のエントリーを見ていただければ、ご理解いただけると思う。
B・P卿の教えが今の俺を形成する大きな要素であることは間違いない。
彼の詳しい生い立ちや経歴は別途ご覧いただくとして、簡潔にまとめると、イギリスの元軍人で野外活動を通じて青少年の育成を行った人物である。
次に紹介するのは実は俺には何ら縁の無い人物である。
その人物とは、小野田寛郎氏である。
ご存知の方も多いが、元日本軍の兵士で昭和49年にようやくルパング島から帰還された方である。
最近、彼の書いた「
私が見た従軍慰安婦の正体」を読んで思い出したぐらい縁が無かった方である。
その彼がB・P卿と並んで登場するのか?
現在、小野田氏は「
小野田自然塾」を主催され、青少年の育成をされているからである。
2人の共通点は「
元軍人」で「
野外活動を通じた青少年の育成」である。
時代や国を超えて同じ答えに辿り着いているのが面白い。もしかすると外国でも同じような考えの人がいるかもしれない。
ここで勘違いしてもらうと困るのだが、戦争を賛美している訳ではない。野外活動が青少年の育成に役立つのは、既に立証されているのだが、何故役に立つのかはあまり知られていないように思う。
何故役に立つのか?
リスクマネージメントと創意工夫と規律を学べるからである、と俺は思っている。
昨今の何でもそろったキャンプ場は、あれはあれとしていいのだが、本質的に野外活動と言うのは常に危険と不便さが伴う。そんな中で生活する訳であるから、当然のように上下関係は厳しい。
経験値が違うからな。野外であるから火も使えば、刃物も使う。使い方を間違えると怪我をする。これ以外にも「べからず」は沢山ある。自分のミスが他人のリスクに直結しているから安全に対する意識は極めて高くなる。
装備にしても個人備品と班備品を持たねばならないから、所持には限界がある。限られた装備でいかに快適に、便利に過ごすか。ここに創意工夫が生まれる。またそれらで得た経験は後輩達に引き継がれ、更に発展する。
これらは学校レベルでは決して得られることの無い経験であるのだ。
そのことを経験から理解したからこそ、B・P卿も小野田氏も野外活動を青少年の育成の場としたのだろう。
社会に出ても役に立つしな。学校教育の必要性は十分理解しているが、学校教育以外の学ぶ場所を提供してあげるのも親の勤めだと俺は思うのだ。
<参考>
Wikipedia-ボーイスカウトWikipedia-ベーデン・パウエルWikipedia-小野田寛郎
スポンサーサイト
- 2005/06/21(火) 23:45:33|
- 教育|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0