俺には4歳上の兄がいて、兄が興味を持つことに引きずられるように色々なものに興味を持った。
音楽であればBeatlesやQueen。
小説であれば眉村卓。
乗り物であればオートバイ。
うちにバイクが来たのは、兄が16になって原付の免許を取った頃で、親父がどこからともなく調達してきたヤマハGT50、通称ミニトレだった。

このミニトレ、やたらと曲者で
しょっちゅう盗まれる悪癖があり、その度に調子が悪くなって戻ってくる困ったちゃんだった。
いや、むしろ調子が悪いから盗んだバカがそこら辺に放置して見つかると言った方が正しいか。
で、うちの兄と言う生き物は機械に弱く、丁度バイクに興味を持った俺がちまちまと整備をすることになった訳だ。
当時は中学生だから勿論バイクを整備する知識も無く、故に兄の買っていたオートバイ誌や本屋で整備書を立ち読みしたり、技術の先生に教えを請うたりして何とか走れるようにしてきた。
当時は今と違い、お金も知識もネットも無く、少ない情報から如何に原因を絞り込むか頭を捻ったものだ。
今思えばあまりに稚拙で、理にかなわないこともしたもんだw
見当違いのところをバラしてみたりするのは当たり前、やりすぎて結局整備工場送りになるのもしばしば。
しかし、それが今
役に立っているんだな、色んな意味でw現象から「何故そうなるのか?」を考え、知識が不足していれば補い、修理をし何とか走らせる。
これはQCで言うところの「要因分析」「対策立案」「実施」に当たる訳で、QC的思考の基礎を作ったと言っても過言ではない。
最近よく
原付改造の質問掲示板に出没しているのだが、まあ何と言うか、
だからまずググレカス!!と吠えたくなるぐらい幼稚な質問が多すぎてうんざりしている。
あそこにいる古参の方々は忍耐力があるなぁ~と感心してしまう。
まず「何故そうなるか?」「何故そう言う改造をするのか?」をよ~~く考えて、どうしても判らないときにだけ質問しような。
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- 2007/08/12(日) 13:49:06|
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