6月4日の酔夢ing Voiceで「
読売新聞は転向したのか?」と西村氏が書いてるが、6月7日の社説ではまともなことも言っている。
6月7日付・読売社説(1)
6月7日付・読売社説(1)
[人権擁護法案]「国会提出には抜本修正が必要だ」
人権擁護法案をめぐる議論の過程で、様々な疑念が浮かび上がっている。それが少しも解消されていない。
自民党内では、週内にも、調整役の与謝野馨政調会長が政府案の推進派、反対派双方の代表と三者会談を開き、法案の国会提出に向けて最終的な結論を出す意向だという。
反対派は、そもそも「人権侵害」の定義があいまいだ、と主張してきた。
法案は「不当な差別、虐待その他の人権を侵害する行為」と規定している。法務省は「刑法上の犯罪行為と民法上の不法行為が、これに該当する」という見解をとっている。
<~中略~>
そうした疑念を取り除くためにも、定義を一層、明確なものにする必要があるのではないか。
<~中略~>
運用次第では、人権救済機関が、憲法の保障する思想・良心の自由、表現の自由にかかわる新たな人権侵害を引き起こしかねない。反対派が法案に強い危機感を抱くのも、もっともである。
「国籍条項」の問題も、自民党内でどう決着がつくのか、焦点の一つだ。
法案では、日本人ばかりでなく外国人も、市町村長の推薦を受けて人権擁護委員になれる。
反対派は、例えば在日本朝鮮人総連合会の関係者が多数、委員になるなどし、拉致問題で朝鮮総連を批判している政治家らの言動を、ただちに「人権侵害だ」と“告発”するような危険性があるのではないか、と疑念を呈している。
そうした不安が払拭(ふっしょく)されるような回答は示されていない。
一度は廃案になった人権擁護法案だが、今年初め、急に再浮上してきた。メディア規制条項や、人権委員会を法務省の外局とする位置づけは以前から問題になっていた。推進派は、それぞれ「凍結」「数年後の法の見直し」といった便法で批判をかわそうとしている。
疑念を解消すべく、ここは国会提出を焦らずに、法案全体に抜本的な修正を施すべきである。政府・与党の拙速な動きには、重ねて再考を促したい。
(2005年6月7日2時15分 読売新聞)
以上引用
疑問点、問題点が山積みのまま押し切ろうと言う姿勢が間違ってないか?と読売は言っている。
ここでいくつかの推進派のブログ等を読んでみた。
若隠居の徒然日記BewaadInstitute@Kasumigaseki人権擁護法(案)俺個人の意見として「法が目指す理念は判るが妙に納得できない」
俺が馬鹿だからなのだろうか、若隠居氏の論調が気に入らないのか、
条項の解釈が個人見解なのか公式見解なのか探せないからなのか?どうにも「何か」が引っかかる……結局、推進派の問題点は無感心派を含む非推進派に対する説明力が不足、と言うか関心のある部分の説明ソースの不足があるのではないか?
むしろ不親切?正直なところ反対派がソースがない推進派の言葉を信用するか?と言うことだ。
割と気になる部分を例に挙げてみよう。
>(Q4-7)現在の人権擁護委員法に規定されている政治的中立性の確保や兼業禁止が人権擁護法案においては欠落しており、問題ではないか。
(A)
現在の人権擁護委員法では、人権擁護委員は国家公務員ではないが(同法第5条)、人権擁護法案における人権擁護委員は非常勤の一般職国家公務員であり、国家公務員法上の同種の規定(第102条から第104条まで)が適用されます。
BewaadInstitute@Kasumigasekiから引用法案の「第三章 人権擁護委員」を見てもそのような記述は見当たらない。「委嘱する」と言うことだけだ。俺が法に疎いと言うのもあるだろうが、反対派も法に明るい人間ばかりじゃなかろうよ。
個人サイトじゃしょうがないのかも知れんが。
グーグル先生のお力を借りても「人権擁護法案」で検索した場合、上の方でリンクした「人権擁護法(案)」がトップに来る以外、50件まで反対するサイト(多くが個人だが)が来るのはどうかと思う。
これは興味を持った人間がまず反対派のサイトを覗くと言うことに他ならない。また反対派よりの人間はわざわざ必死こいて推進派のサイトを探すことは無い。
これらのことからもやはり推進派は説明力が弱いと言わざるを得ない。
推進派なにやってんの!弾幕薄いよ!wいや、別に推進派を応援してないけどな。
何か取り留めの無い文章になってしまったが、引っかかりがある以上賛成はできないな、俺は。
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- 2005/06/08(水) 18:23:09|
- Kの戯言|
-
トラックバック:1|
-
コメント:2
はじめまして。
また一人、事情をご存じない方が、
餌食になりそうなので、助太刀致します。
まず、「推進派」という表現はおやめになった方が・・・
騒ぎますから。「私は反対派なんです!」
結局、なんで推進派扱いされてしまうのか、
という反省点がない輩なのです。
傍から見ているとよくわかるのですが、
あの人物は、「日本に対してはこきおろし、
半島や大陸に対しては異様なほど庇う」
ということを、熱心にやっています。
まあ、これでおおよその察しはつくでしょう。
ちなみに、彼を担いでいる連中も、
「首くくれ」だの「韓国人になりなよ」だの、
独特の暴言を吐いて暴れまわっていたので、
反対派からは、まるで推進派だとの感想が。
反対運動の経緯を俯瞰したい方々は、
「被害報告BBS」をご覧下さい。
あの人物の名前と被害報告BBSを入れれば、
検索できますので。
法律好きのインテリヤクザの正体が。
今、最も注目すべきことは、
反・反対派としてコメント欄に連なり、
暴言を吐き続けた連中のDNAでしょう。
法案通過前に、言い及んでおくべきだと。
日本人には承服しがたい内容の法案に、
懸念を表明する日本人たちの中に混じって、
日本名を使う等して日本人になりすまし、
この法案は怖くない等と落し所へ誘導する。
こういうの、どうなんでしょうか。
- 2005/06/20(月) 16:14:22 |
- URL |
- ご参考までに #-
- [ 編集]
ご参考までにさん、コメントありがとうございます。
若隠居氏については、本文で書いてます通り「若隠居氏の論調が気に入らないのか」が大当たりっぽいですねw
素晴らしき我が本能!
- 2005/06/21(火) 09:50:37 |
- URL |
- K #JOOJeKY6
- [ 編集]
トラックバックを頂戴したので。取り急ぎ、エントリにしておきます。読売は死んでないかも? by K次のような部分がありました。正直なところ反対派がソースがない推進派の言葉を信用するか?と言うことだ。割と気になる部分を例に挙げてみよう。 >(Q4-7)現在の人権
- 2005/06/19(日) 13:46:01 |
- 若隠居の徒然日記