ちょっと思うところがあったので、昔話として俺の「高校受験」について書いてみようと思う。
昔、昔、大昔、中学3年生だった高校へ進学するために受験をした。私立と公立、所謂「併願」で。
結果を先に書いてしまえば、両方とも合格。当時の風潮もあり、俺は公立高校へ進学した。
実はこの話には裏話がある。
受験日程は先に私立があり、次いで公立となるのだが、私立の合否によって公立の志望校が変わるケースがある。
一般的(当時の)に私立に合格している者は、希望通りの志望校を受験し(落ちても私立へ行けるから)落ちた者は公立のランクを1つか2つ下げさせられる。この辺は「高校進学」と言う目的もあるので理屈はお判りいただけるだろう。
しかし、俺のクラスは違った。
私立受験を失敗した生徒が多かったため、一部の生徒を除いて全員のランクを下げさせられたのだ。俺は当初、学区の2番目にするか3番目にするかを迷っていたのだが(成績では3番目が妥当)、結果4番目の高校を受験するハメになってしまった。
後に知ったのだが、合格率(進学率)が低いと担任教師の評価が落ちると言うことだった……。
で、俺は4番目の高校を受験したのだが、当時の公立高校の受験は、400点満点中ペーパー試験360点、内申書40点と言う配分で、現在とは違い内申書の配分が10%だった。
俺は別段素行が悪かった訳ではないが、担任と反りが合わずそれほど内心点が良くなかったらしい。
だが入試の結果は
トップ合格!!入学手続きの日に高校の先生に呼び出されて知った、愉快な事実だった。
その先生からは、「君の点数なら1番の高校でも真ん中少し上ぐらいの成績で合格出来たんだけど、何で君はうちを受験した?」と聞かれ、ありのまま話してやったら苦い顔をしていた。
ちなみに呼び出された理由は、「入学式で新入生代表挨拶をしろ」とお達しが出たからだw
その後、中学へ帰り、数人の先生にこのことを報告をしたのだが、担任には、
トップ合格や代表挨拶を自分の手柄のように話をするなと他の先生もいる中で宣言した。
2番目を受験するならちょっとは受験勉強しようかなぁ~、ぐらいに考えていた俺が本気で受験勉強した結果だからだ。
教師に恵まれてきた俺の人生の中で、ただ1人、唯一無二のゴミ教師がヤツなのだ。
思い出話はここまでとして。
俺は現在の内申書制度、受験における内申書のウエイトの重さには反対なのである。昔の10%ぐらいが丁度いいのではないかと思っている。
何故なら、大人の顔色を窺ったり、内申書の点数稼ぎをするために行動したりする子供の心理に異常性を感じるからだ。
ありのままで内申点が高いのならそれでいいが、内申書の為に子供のあり方を歪めるのはどうか? と思うのだ。
本末転倒ではないかな?
それよりもむしろ、ペーパーテストにウエイトをかける方が競争の原理から言って妥当ではないか?
やろうと思えば1発逆転も可能だしなw
高校は義務教育ではないし、少々素行が悪いヤツが混ざったところで問題があれば退学にできるしな。
子供の内申書とよく似ているがちょっと違うのが査定。
教職員の査定にはちょいと問題があるのではないかと思うのだ。
方法論としては正しいと思うのだが、運用方法を煮詰めないと俺のような被害に遭う子供が出てくる可能性も否めない。
常に子供のためを念頭において考えて欲しいと思うのだ。
教職員組合の動きを見ていると、
子供のためより自分達教職員の利益の為に動いているようにしか思えない。
今一度初心に戻り、教職員としての責務をまっとうしてもらいたいものだ。
<ネタ元>
内申書制度の反対を求めますきょういくブログ:教員の能力給導入へ
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- 2005/10/23(日) 13:01:23|
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